テトラピロール分子の代謝を指標とした植物代謝システムの解析
植物におけるテトラピロールは葉緑体だけでなく、細胞内のさまざまな小器官(オルガネラ)で機能しています。特にヘムはタンパク質と結合して、補欠分子族として機能するだけでなく、シグナルとしての機能することが明らかになってきています。しかし、どのように輸送され、どのように分配されるかは、殆ど分かっていません。
私たちの研究室では、大きく2つのテーマの基に研究を進めています。
- クロロフィル合成系の制御
- ヘム代謝・分配による植物細胞の機能発現
興味を持たれた方は、以下の総説などを読まれると内容を深く理解できると思います。
Masuda T (2008) Photosynth Res 96: 121–143.
Masuda T & Fujita Y (2008) Photochem Photobiol Sci 7: 1131.
Mochizuki N, Tanaka R, Grimm B, Masuda T, Moulin M, Smith AG, Tanaka A & Terry MJ (2010) Trends Plant Sci 15: 488–498.
Tanaka R, Kobayashi K & Masuda T (2011) The Arabidopsis Book 9: e0145.
Kobayashi K & Masuda T (2011) The Handbook of Porphyrin Science, in press