Q.研究室に定員の余裕がありますか?
A. 現在のところ余裕があります。学内、学外を問わず大歓迎です。駒場の研究室はスペース的には狭いですが、研究を行う上では十分な設備を備えています。
Q. 研究室の見学は必要ですか?
A. 双方の理解のためにも出来るだけ見学にいらして下さい。
基本的にいつでも大丈夫ですが、適任者がいるとは限りませんので、メールや電話でアポイントメントを取ってから来て頂けると確実です。
Q.現在行っている卒業研究や修士論文の研究分野と大きく違うのですが?
A. 興味とやる気があれば問題ありません。研究テーマに関しては、これまでの経験と志向性を重視して、双方が相談の上、決定することにしています。
Q. 修士課程を受験したいのですが?
A. まずは、毎年4月に開催している大学院説明会、そして毎年5月に開催している大学院の入試説明会に参加されることをお勧めします。この説明会では、大学院における教育や研究の実際、またそれぞれの系の特徴や入学試験についての説明が成されます。説明会の後に、研究室も見学できます。詳しい情報は広域科学専攻のホームページをチェックしてください。また当研究室を受験する際は、必ず増田まで連絡して下さい。
Q. どのような入学試験を受ければよいですか?
A. 本務は広域システム科学系ですが、生命環境科学系の協力教員であり、理学系研究科生命科学専攻を兼担しています。これら3つのいずれかの入学試験を受け、合格することで研究室に所属することが出来ます。どの入試を受験するかは、入学後にどのような理念の基で、大学院の教育や研究指導を受けたいかに依ります。それぞれの大学院の、大まかな特徴は以下の通りです。
広域システム科学系は、自然界から人間社会に至るまで、さまざまなレベルの複雑な現象の解析や問題の解決に、システム的な思考を駆使して総合的・複合的に取り組むという理念の基に設立されました。この系には、生物、物理、化学のみならず、地球惑星や情報、認知、人文地理分野の教員が所属しています。大学院ではこのような広い領域にまたがるスタッフによる教育、研究指導を受けることができます。入試では外国語(英語)、多様な分野から出される総合科目(3問選択)からなる筆記試験と口述試験が課せられます。
生命環境科学系は、従来の理系、文系という分類をこえ、生命に関して分子からヒトまでを 包括するきわめて学際的で先端的な大学院です。研究では、各々の領域で個々の対象を深く掘り下げた上で、領域横断的な視点を高め、新しい生命 科学の構築を目指しており、教育では、基本的な知識と手法を十分身につけた上で、分子から細胞、組織と積み上げて人間を理解する方向と、ミクロな生命環境科学のあり方を考える方向性とを持った人材を養成することを目指しています。 入試では外国語(英語)、専門科目(3問選択)からなる筆記試験と口述試験が課せられます。
理学系研究科生命科学専攻は、自然を根源からとらえ、先人が誰も気づかなかった現象や法則を明らかにすることを目指し、生物の多様性とその生存原理を探ることの重要性について探求を行うことを目指します。また研究者の育成を目指します。 入試では外国語(英語)、専門科目(生物学)からなる筆記試験と口述試験が課せられます。
Q. 博士課程を受験したいのですが?
A. やはり、上記の3つの大学院の中のいずれかを受験することが出来ます。
博士課程の入学試験は基本的に修士論文の発表と質疑応答です。また外部の受験者に対しては英語の試験が課される場合が多いです。博士課程の入学に際しては、研究テーマや研究計画について相談する必要がありますので、必ず増田まで事前に相談して下さい。